●機械ボーリング●
ボーリングによる地盤調査は建設工事、地下資源探査、災害対策、環境調査などの広い分野に及んでおり、その調査結果は各事業の計画、設計、施工、維持管理などあらゆる場面の基礎資料となります。
地盤調査において実施されるボーリングには次のような目的があります。
@地盤構成や地下水の分布を把握する。
A各種土質(岩石)試験用の試料を採取する。
B掘削孔を利用して、各種原位置試験や検層を実施する。
C掘削孔に各種計測機器を設置する。
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●さく井工事●
水道水源や消雪など地下水を利用するためには井戸を掘削する必要があります。井戸は利用目的(家庭で利用する場合や工場・施設等で利用する場合)、必要水量等により掘削深度や口径を決定します。
近年では一般家庭でも消雪、庭の散水、洗車など地下水を利用する人が多くなっています。
原位置試験
構造物の設置予定地や建物の建築予定地において地盤の硬軟や締まりの程度を把握するため、スウェーデン式サウンディング試験を行います。
その他ボーリング孔を利用した試験として、地盤の透水性を把握するための現場透水試験、地盤の横方向における変形特性を把握するための孔内水平載荷試験等を行います。
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●室内試験・原位置試験●
室内試験
ボーリング等で採取した土および岩石の物理的特性や力学的特性を把握するために、各種室内試験を実施します。
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●水上ボーリング●
海上、または河川、湖沼、ダム貯水池などの陸水上でボーリングを実施する場合は、スパッド式の足場(スパッド台船)や単管パイプによる足場を仮設します。
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●仮設運搬●
ボーリング位置が急傾斜地等の場合は足場を仮設して、機材等はモノレールで運搬します。
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